加藤 直輝

『a perfect pain』

2003年/DV/73分

加藤監督が立教大学映画研究会の仲間たちと撮り上げた処女作。カメラを通して世界が発見され、撮影行為そのものが作品に反映される。「これは一種の“青春映画”です」(監督談)。

監督・脚本・撮影・編集・音響:加藤直輝/出演:田浦一繁、十浪里英、印藤躍

『FRAGMENTS Tokyo murder case』

2005年/DV/16分

ある女子大生の、いつもと変わらぬ平凡な1日に少しずつ不穏な空気が忍び寄る……。映像と音響のみで際立った緊張度を生み出すサスペンス作品。

監督・脚本・撮影・編集:加藤直輝/撮影:杉原憲明/出演:鈴木智恵、坂ノ下博樹、小津俊之

『Nice View』

2005年/DV/47分

東京藝大にて黒沢清教授から出された“戦時下の日常”というテーマのもと撮られた実習作品。“良い眺め”とは何かという問いが、監督自らと観客に投げ掛けられる。

監督・脚本・編集:加藤直輝/脚本:田中幸子、佐藤美恵/撮影・照明:北川喜雄/出演:砂田晋作、鈴木智恵、増田圭祐

『りんごの皮がむけるまで』

2005年/DV/42分

偶然出会ってしまった3人とそれぞれの鬼退治。

監督:加藤直輝/脚本:田中幸子/撮影:飯岡幸子/出演:大澤真理、上田直生、池澤一紀

『A Bao A Qu』

2007年/35ミリ(英語字幕付)/85分

タイトルの「ア・バオ・ア・クー」とは『千夜一夜物語』に登場する怪物の名前。連続通り魔殺人事件をもとに小説を書き、一躍時代の寵児となった慎平。現在は、犯人の弟を主人公とした続編に取り組んでいる。慎平の生きる現実の世界と、彼の描く小説内の世界が平行に描かれていくが、それぞれの世界は次第に浸透しはじめる……。第12回釜山国際映画祭コンペ部門「New Currents」出品作品。

監督・脚本:加藤直輝/撮影:久保田智/楽曲提供:boris/出演:中泉英雄、広瀬斗史輝、河合青葉、石井順也、梓