桝井 孝則 & 唐津 正樹

『罠を跳び越える女』

2006年/DV/モノクロ/32分

銀行に務める槇子は、ある日、組合運動への参加を理由に会社を追放される……。1930年に発表された矢田津世子の同名短編小説の映画化。

監督:桝井孝則/撮影:高木風太/録音:松野泉/出演:田中真依 、港健二郎、澤井友里、苧坂淳

『夜光』

2009年/DV/51分

現代に蔓延する疎外。仕事が生活を圧迫し、生活はただ食べて寝るという単調な繰り返しになっていく、という日常。印刷会社で働く由佳も、そのひとり。会社の傾きにより、時間外も働くことが当たり前になって自分の生活を見失ってしまう。映画はここから始まる……。第16回大阪ヨーロッパ映画祭上映作品。

監督・撮影:桝井孝則/録音:松野泉/出演:本倉由佳、濱口香済、植田歩、佐々木一平、田野“JAM”昌子

『座子寝』

1999年/VHS→DV/3分

実家のVideo8を大学のクラスメイトに託し、都市と自身とをカメラに収めた記念すべき処女作。

監督・脚本:唐津正樹/撮影:駒田隆之/出演:唐津正樹

『団地』

1999年/VHS→DV/8分

「本作の“自己と他者”の構造関係は、以後の映画制作での本質的な部分を確立させたと思っている」(監督談)。

監督・脚本・撮影:唐津正樹/出演:唐津正樹、若城大祐

『赤い束縛』

2005年/DV/74分

平凡な結婚をした昌子は、突如、若年性痴呆症に侵された夫・健二とのやりきれない日々、ふいに近づいてきた男・浅井の一線を越えた干渉に引き裂かれ、あるイレギュラーな態度に踏み出す。それは、触れ合わずに、縛り合うこと。第6回ハンブルグ日本映画祭など国内外数々の映画祭に出品された作品。第1回CO2エキシビション企画制作支援作品。

監督・脚本:唐津正樹/撮影:近藤龍人/出演:後藤直樹、平原夕馨、金本健吾、山本華菜子、武藤美帆

『喧騒のあと』

2006年/DV/12分

携帯電話を飲み込んでしまった女性の日常が、お腹のなかで鳴る着信音とともに描かれてゆく。アジアン・ミーティング大阪2006助成作品。

監督・脚本:唐津正樹/撮影:小口修司/出演:西山真来、河村宏正、姜華栄

『太陽と風に叛いて』

2009年/DV/サイレント/10分

母親不在のある家族の休日、真昼間に暴風警報が発令された。

監督:唐津正樹/出演:吉岡研治、佐々木嘉子、谷進一